電気学会講演会
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日時 令和7年12月5日(金)14時40分~16時00分
場所 前橋工科大学工学部 131講義室
群馬県前橋市上佐鳥町460-1
演題 「磁気を利用した生体の非侵襲イメージング」
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講師 伏見 幹史 氏
(東京大学大学院情報理工学系研究科)
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対象 電気学会会員及び学生,教職員
上記対象者はどなたでもご自由に参加下さい.
参加費 無料
主催 電気学会群馬支所
共催?? 前橋工科大学工学部生命工学領域
協賛 ? ?特定非営利活動法人 Wireless Brain Network研究会
参加申し込みおよび問い合わせ先:前橋工科大学工学部生命工学領域 小田垣雅人
? ? ? E-mail: odagaki@maebashi-it.ac.jp
? ? ? ? ? ? ? ? ? ? Tel: 027-265-7337
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概要:高齢化が進む現代において,いかに健康寿命を延ばすかが喫緊の社会課題であり,生体のイメージング技術による病気の早期診断が重要である.対象が人である以上,メスで切り開くことなく内部を可視化することが望まれる.磁気は音や光と異なり高い生体透過性を持ちながらも,エックス線やガンマ線と異なり被曝の心配もなく,生体のイメージングにとって魅力的な媒体である.本講演では,磁気測定に基づく生体の非侵襲イメージング技術について,磁気共鳴画像(MRI)や脳磁図(MEG)を中心に解説する.計測において,人体のように対象内部に直接アプローチできないとき,周囲に広がる場の測定を介して対象の情報を復元することになる.パターン計測,間接計測などと呼ばれる工学の基礎的課題であるとともに,観測結果から因果律を遡ってその原因を推定することから,数理的には逆問題とも呼ばれる.本講演では,生体の非侵襲イメージングを通して逆問題研究の考え方も紹介する.

