平成24年9月~平成25年5月フィンランド アールト大学
性別 | 男性 |
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所属学部/専攻 | 創成シミュレーション工学専攻 |
留学年度 | 平成24~25年 |
卒業?卒業予定 | 平成25年 |
留学先大学(国) | AALTO大学(フィンランド) |
留学期間 | 平成24年9月~平成25年5月 |
留学時の学年 | 修士1年 |
就職内定業種 | 進学 |
留年の有無と期間 | 有(3年) |
留学写真
留学報告
留学計画と準備について
- 留学を考え始めた時期
- 学部2年
- 留学を決心する決め手
- 専門分野の深化、国際経験、多言語の習得
- 卒業単位(必修の実験等も含む)や卒業時期などで、留学計画に与えた困難
- 日本と欧米で年度の開始が異なる点(日本は4月始まり、欧米では9月始まり)。その他、日本国内での奨学金の募集期間なども、現地での留学開始時期に合致しない場合が多い点。
- 留学前の語学対策の時期
- 学部2年~3年
- 留学の学内選考に必要なTOEFLスコアを取得するまでの過程を教えてください。
- 留学を考える時期から最低でも1年くらいは、訓練するべき。上記の対策で定期的に訓練すれば、点数の大幅な向上が見込める。
留学生活について
- 留学中、どのような事に苦労しましたか?
- 行った当初に英語でのやりとりに慣れるまでは苦労した。また、外国の試験では丸暗記というより、論理的に論述する能力が問われるため、英語で長い文章を書く訓練もしておかないと苦労する。
- 留学によって得た最も大きなものは何ですか?
- 問題解決能力と日本を客観的にみる目。
留学と就職活動、将来について
- どのような留学+就職活動スケジュールでしたか?
- 交換留学+進学
- 留学先で就職活動が可能でしたか?可能だった場合は、どのような就職活動をしましたか?
- 可能であるが、基本的に修士卒以上が求められるため、留学後に再度戻ってくる必要がある。
帰国後の就職活動について
- 留学経験をアピールしましたか?留学経験のどのような点が就職活動に活かせたと思いますか?
- 留学先で行った研究がより具体的で、それをしっかりと説明できることが、理系学生の留学にとって必要なことだと感じる。また、英語で多くのプレゼンテーション及びディスカッションを重ねてきた経験も大きなアピールポイントであると思う。
留学先大学について
- 授業(カリキュラム等)の概要について
- 修士以上の授業は基本的に全て英語で行われており、日本と同様な講義形式の授業から、企業と共同で取り組むプロジェクトを基本とした講義も多数ある。
- 留学先大学のサポート体制について(語学面/勉学面/精神面/住居?生活面など)
- 手厚いサポートをしてもらえる。また、現地でチューターが世話役となってくれるので、サポート体制は万全といえる。
- 留学先大学に対する感想
- 日本と比べ、より実践的な経験を学生に積ませることに主眼を置いた講義が多く見られる。また、工科大、経済大、芸術大が連携してアアルト大学を形成しており、他分野の講義も受講する事ができる。総じて質は高い。
- 同じ大学への留学を希望する人たちへのアドバイス
- ヨーロッパの中では比較的、日本と文化も似ているフィンランドにあるアアルト大学は教育の姿勢、大学の組織体制の面からも魅力的。日本で特にコミュニケーション面をしっかり準備して留学できれば、とても有意義な留学になるであろう。
事前手続き(ビザ申請など)について
- ビザの種類
- 学生ビザ
- ビザ申請先
- フィンランド大使館(東京)
- 必要書類、手続き方法
- 大使館のHPで随時確認、必要書類を揃えて大使館に持参。
- 手続きに要した時間
- 約2~3ヶ月
住居、生活環境、日常生活について
- 住居の種類
- 民間アパート
- 家賃(月額、円換算で)
- 7万円(1ユーロ=130円)。学生寮であれば、2万5千円~4万円程。
- どのようにして見つけたか?
- インターネット。学生寮は大学から紹介してもらえる。
- 次期留学生に推薦できるかどうか、及びその理由
- 希望する学生がいれば可。
- 留学生活を送るうえで、次期留学生に伝えたい地域情報、生活情報
- 日本食も手に入るし、日本好きな人も多いので住みやすい。物価は総じて高い。
- 日常生活の概要、感想
- 特に困ることはないが、名古屋から留学する場合は冬の寒さに驚く。
- 生活費(月額)及びおおよその内訳(円換算で)
- 約10万円前後
- 日本から持参したほうがよいもの(PCや変圧器等の要不要も)
- 特になし。
- これから留学する人への、日常生活に関するアドバイス(治安対策を含め)
- 治安は安全であるが、用心はすべき。他の留学生とも積極的に交流し、他国へ旅行するなどして、充実した留学生活を送って下さい。
- お金の管理や受取について、あなたの留学先国で最も適当な方法を教えてください。(銀行口座開設や海外送金、またはクレジットカード持参など)
- 現地で口座を解説することもできる。ATMで日本のキャッシュカードを使って、現金を引き出すことも可能。
健康?医療関係について
- 健康管理あるいは衛生面について注意すべきことは何でしょうか?
- 冬の寒さ対策が万全であれば、問題無し。
- 留学中に病院へ通った経験の有無、医療費などについて教えてください。
- ビザ取得前に民間保険に強制的に加入するので、医療費は保険に含まれる。
最後に
- 留学してよかったと思いますか?
- はい。専門分野の研究を深められたのと同時に、日本を離れた地で、色々な問題にぶち当たり、苦労や困難がある中でそれらを解決していくことが一番価値あることだと思う。
- 留学したことで何がどのように変わったと思いますか?
- 日本がとても特異な国であることが良くわかった。また、自分の時間、研究の時間をしっかりと分けて、限られた時間で最大限の集中力と効率で行動していくことが意識付けられた。
- 留学を終えての感想を教えてください。
- 何を得るかはそれぞれだと思いますが、総じて言える事は、前向きな姿勢で留学をして損をする事はないので、意識をしっかりもって留学に行くのが大切であると改めて思った。
- 現在、留学を考えている学生へのメッセージをお願いします。
- 理系の学生が留学する意味は、やはり専門分野の研究をより深めることにあると思います。留学する目的がしっかりしていればしているほど、充実した留学になります。是非、日本を飛び出して、日本を外から見てみて下さい!
この情報は国際交流課が提供しています。