開業60周年を迎えた名古屋テレビ塔を盛り上げようと、社会工学専攻　伊藤孝紀准教授は、イトウ珈琲商会と小さな食堂、デザイン集団「Land Scape Music Design」との共同で、産学連携プロジェクト「758 Morning Blend」で開発したオリジナルブレンドコーヒーを、8月30日（土）に名古屋テレビ塔展望台で発表した。
昨年度は「名古屋テレビ塔60プロジェクト」として音（聴覚）からテレビ塔の演出を試みた「テレビトウノオト」を発売。それにつづく第2弾として、テレビ塔展望スペースからの視覚的眺望だけでなく、「音」「味（味覚）」「香り（嗅覚）」の五感から環境演出を試みる。

伊藤准教授は、今年7、8月に名古屋市内で男女約100人に名古屋で販売されているコーヒーを試飲してもらいアンケートを実施した。伊藤准教授の研究室でアンケート結果を分析した結果、約8割の人が苦味の強いコーヒーを好み、特に「色と味が濃く、コクが深い」コーヒーが「名古屋らしい」と感じることがわかった。また若者や女性からは「後味がスッキリ」の要望が多く、これらの結果を反映して、イトウ珈琲店が商品化した。ネーミングの「758（なごや）」に加え、「八」と「鳩」をモチーフにしたロゴマークなどデザインにも工夫を凝らしている。今後、栄にあるイトウ珈琲本店でご購入頂けます。