池田研究室と尾形研究室の共同研究成果論文が、Chemical Science誌に「Inside Front Cover」と共に掲載されました。

2023年06月22日掲載

　液体の水は、多数の水分子が互いに水素結合で繋がっており、その集団運動はテラヘルツ領域の振動や緩和として現れます。本研究では、新たに開発したテラヘルツ分光法とMDシミュレーションにより、電極界面における水の集団運動が電位応答する様子を明らかにしました。特に、水素発生反応の起こる電位では、水素結合ネットワークに欠陥が生じ、電極面に沿った水分子の動きが増加することが分かりました。本成果は、高効率な水素生成などカーボンフリー化につながります。