建築学科では、2012年より演習科目「建築設計ワークショップ」(2年生選択科目)を開講し、版築と呼ばれる土を突き固める構法によって、学生たちが大学キャンパス内にシェルター、ベンチ、ストーブ、あずま屋を制作してきました。本演習は、土という素材を教材として、学生自らが土に触れ、体を使い、設計から制作に至るまでを行い、版築の強度といった構造面の検討のほか、土の再利用や蓄熱?調湿といった環境性能の優位性について学ぶ教育プログラムです。今年度は、これまでに制作したベンチとストーブを解体した土を使って新たな屋根付きベンチを制作する予定です。この演習の成立のためにご尽力くださった方々に感謝申し上げるとともに、いままで受講した学生の皆さんとこの受賞をお祝いしたいと思います。
業績名:土に学ぶ教育-今甦る、版築?実践的建築教育の試み?
受賞者:石川恒夫 教授、三田村輝章 准教授、堤 洋樹 准教授
これまでの制作成果と集合写真