平成28年1月吉日
前橋工科大学 学長 星 和 彦
発展と充実の年、2016年を実現します
2016年、新たな年を迎えられ、皆様はさまざまな感慨を抱かれていると思われます。公立大学法人となり4年目にはいります本年は、前橋工科大学にとってひとつの節目の年となることを認識しております。これまで3年の積み重ねを基礎に、大学を教育?研究機関として、また、地域の核としてどのように発展させていくかが、より一層強く問われるからです。
大学を取り巻く環境は、18歳人口の減少や試験制度の改変など、大きく変わりつつあります。しかし、こうした問題だけでなく、社会、特に地方の公立大学では地域の社会にとって、存在の意義と意味を確かにしていくことが、取り組むべき課題といえます。本学では、共同研究を通じての企業との協働の枠を拡げつつあります。また、こども科学教室などの活動を通して、社会と大学の接点を築いてまいりました。こうして、教育と研究のレヴェルを高めながら、さまざまな地域のニーズに応えられる態勢のさらなる充実を目指して、一層の努力が必要であり、求められていると考えております。
本学は、小規模ながら多様な6学科からなる、全国で数少ない公立の工学系単科大学です。その特色を活かすためには、個々の学科の力を展開させるとともに、その集積である総合力を生みだそうとする志向が重要であると思います。そのためには、教職員の創意と行動力とともに、前橋市、同窓会と後援会のご理解?ご支持が不可欠であると認識しております。そして、地域社会の知と技を育む創造拠点としての本学の位置付けをさらに高めていきたいと考えております。
本年が、皆様と本学にとりまして、発展と充実の年となりますとともに、皆様のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。