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前橋工科大学 研究?産学連携推進本部
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超小型電動車で"街歩き"渋川市と山田製作所が実証実験 開発には前橋工科大学が協力

2023年6月20日

20230616_渋川市会見_010.jpg  db852df04180107d8900cc46e90133a5-300x225 (1).jpg  33cfb799cfe3cc9f78365901be029a24-300x225.jpg

電動キックボードなどを「特定小型原動機付自転車」に分類する改正道交法が7月に施行されるのを受け、渋川市と自動車部品製造の山田製作所は16日、同社が開発中の超小型電動四輪車(1人乗り)を使い、7月から市内で走行テストや実証実験を行うと発表しました。

試作車は安定感を重視して4輪とし、5時間程度の充電で最大30キロ走行が可能であり、電動四輪車も特定小型原付の基準を満たしています。

同社によると、完成車の開発は初めてで、同分類の四輪車の発表例は国内では見当たらないそうです。

このプロジェクトでは、7~9月に市職員や開発部門の社員が一般道をテスト走行し、10月以降は、市職員が市役所の本庁舎と第2庁舎間、市内の近距離での業務で使い、使用感や安全性の評価に協力とのことです。

年明けから年度末には、渋川駅前や伊香保温泉に利用拠点を設け、市民や観光客に利用してもらいます。免許が不要のため、市は訪日観光客への訴求力もあるとみておりますが、いずれも順調にいった場合のスケジュールで、一連の実験では安全の担保を条件に、各段階に進むことにしているそうです。

開発は、2022年1月に着手し、前橋工科大学や渋川伊香保温泉観光協会との共同事業体で進めてきました。

前橋工科大学朱研究室(生命工学領域朱赤教授)のデジタル制御技術を実装することで、より安全なモビリティになると考え協同で実施。

同社とは、これまで他の共同研究を行っていたつながりがきっかけで、今回のお話が実現しました。

渋川伊香保温泉観光協会の協力をいただき、法水寺で実証実験を行った他、本学の敷地内でも職員や学生等を対象に実証実験を行いました。

共同事業体による実証実験は、閉鎖エリアに限られていましたが、今回の渋川市とのプロジェクトでは、実際の交通環境での知見を得られるため、量産化に向けた取組になることを本学としても願っております。