環境共生技術、生命工学技術及びこれらの融合を主眼とする科学技術の進展や新技術の推進を目指す。
環境?生命工学専攻
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環境?生命工学専攻は、前期課程の5専攻を横断し、限られた分野にとどまらず、社会のニーズに対応した研究環境が用意されています。毎年行われる横断型シンポジウムは、本専攻の特色でしょう。また、留学生の在籍や海外での研究発表など、国際色も豊かです。
教員との議論や地域との関わり合いを通じて、研究の専門性が高められるだけではなく、様々な経験が研究に反映され、その成果を社会に生かせる機会がある専攻です。
博士前期課程の建設工学専攻及び建築学専攻を基盤とする「環境デザイン工学分野」並びに生命情報学専攻、システム生体工学専攻及び生物工学専攻を基盤とする「生命工学分野」の2分野を設け、教育研究を行います。また、二つの分野は環境共生技術と生命工学技術の融合を推進する研究開発能力を育成するため、連携して教育研究を行います。
経済社会の発展や技術革新の急速な進展に伴い、より高度な技術を体系的に研究開発することの要請が高まっています。更に、企業等の活動範囲が海外に広がるにつれ、博士の学位取得への要望も高まってきています。また、社会人の研究?開発活動の実践を支援し、地域の活性化に資する場も求められています。
これらを踏まえ、本学大学院工学研究科では、社会人が仕事のスケジュールに合わせて、2時限目から7時限目までの間に開講されている講義?演習等を受けることができるよう昼夜開講制を実施し、その門戸を広く社会に向けて開放します。このことにより、社会人の継続研修や研究?開発活動の実践を支援し、就学機会の多様化に応えます。
また、6?7時限目の開講時間帯のみの受講でも標準修業年限内で本課程を修了できるよう配慮がなされています。
学内外を問わず環境?生命工学に深い関心を持ち、博士の学位を取得しようとする強い意志を持つ修士修了見込みの者及び既に修士修了後に社会で活躍しながら、自己の研究能力の更なる向上を図り、博士の学位取得を目指す人材を選抜する。
また、世界に開かれた研究科との観点から外国人留学生の受入れも積極的に行う。博士後期課程へ入学しようとする者は自身が作成した修士論文要旨や学術論文を提出し、さらに語学(TOEICなど可)と専門に関する記述試験、研究能力に関する口頭試問など受けなければならない。なお、学業成績優秀者、企業における研究開発などの活動が十分な者に対しては記述試験免除の制度がある。
博士後期課程の標準修業年限は3年です。
博士後期課程に3年以上在学し、必修単位を含む10単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び最終試験に合格しなければなりません。
※既に著明な業績を残していると認められる者は、修業年限の短縮を申請することができます。
博士学位論文及び最終試験に合格し、学位を授与すべきものと認められた者には、博士(工学)の学位が授与されます。